木酢液(もくさくえき)の効果と用途

木酢液の害虫駆除効果

 

 

木酢液(もくさくえき)は、木を燃やしたときにできる煙を冷やした時に採取できる液体を精製したもののことです。

 

植物を栽培する土へ散布して、有効な微生物を活性化し、そのにおいの成分で害虫を近づかないようにする効果があると言われています。

 

木酢液の主な成分は酢酸をはじめ、ポリフェノールなど数百種類のさまざまな成分が含まれていますが、原液は強い殺菌力があるため、使用する場合はかなり薄めて使います。

 

無農薬で野菜やハーブの栽培をする場合はとても重宝する木酢液ですが、濃度や使用を誤ると葉が変色するなど思わぬ事態になりかねないので、薄める濃度は用途に正しく合わせましょう。

 

薄めた木酢液は、有機栽培にも使用が認められている自然素材ですので、無農薬で家庭栽園などをしたい方には最適です。

 

また、土質の改良だけでなく、葉に散布することで植物はみずみずしくなり、さらに匂い成分で害虫が近づかなくなるので害虫を予防するにはとてもよい方法です。

 

木酢液は、肥料や農薬ではないのですが消臭や消毒の効果があり、家庭内でのハエやゴキブリ、シロアリやねずみなどが嫌がる成分で害虫などを予防する働きがあるため、流しの生ゴミまわりやトイレ、排水溝などの消臭・害虫防止にもよく使われるようです。

 

家の周りや害虫が進入してきそうなところへ濃い木酢液をまいておくことで、ダンゴムシやムカデなど家の中に入ってくる害虫も防ぐ効果があります。