木酢液(もくさくえき)の効果と用途

自分で作れる木酢液

 

 

 

木酢液の作り方はとても簡単で、炭やきの煙をパイプに集めて冷やすだけです。パイプの下にバケツなどの入れ物をおいておけばどんどん貯まっていくようです。

 

煙の温度75℃からとり始めて120℃くらいでパイプを外します。とった木酢液はふたもしっかり閉めて空気にふれないようにして最低3ヶ月は暗い場所に動かさないで置いておきます。

 

すると、木酢液はどんどん中の成分が反応して、タールなどの重い成分が下に沈んできます。3ヶ月立つと真ん中が透明になりますが、この透明な部分だけが木酢液です。

 

その真ん中の部分だけを別のガラス容器に移しますが、準備するのは直径1cmくらいの透明なパイプと移しかえるためのガラス容器のみです。

 

うっかりすると木酢液を飲み込んでしまうことがあるので気をつけましょう。やり方は適当な長さに切ったパイプの片方を透明な部分まで進入させ、もう片方の端をもとの容器よりも低い位置まで持ってきたら、ストローのようにゆっくり吸います。木酢液が口に近づいてきて、木酢液の高さより低いところまでパイプの中を通ってきたら後は勝手にパイプを通って木酢液が流れてくるので吸うのをやめて口を離します。

 

この時、底に貯まったタールが混ざらないように気をつけてパイプを持ちつづけます(うすく上に浮いているのは油分なので、とりません)。真ん中の透明な部分がほぼなくなったらパイプの端を上に向け、採取終了とします。