木酢液(もくさくえき)の効果と用途

木酢液の効果

 

 

木酢液には消毒・消臭効果があり、生ゴミ・畜舎及び下水・トイレ(30~50倍の希釈液、1平方あたり約10~30cc程度)、あるいは排水溝・風呂場(50~200倍)など匂いの気になるところに薄めたものを散布すると、有機酸類や消臭成分による中和作用によって脱臭・消臭ができるようです。

 

お風呂に入れるとお湯を汚れにくくするので、個人差はありますがアトピー・乾燥肌・水虫・あせもなどに効果があり、さらに肌の新陳代謝も促進されるそうです。

 

木酢液は害虫の駆除・犬猫の忌避・虫除けにも効果を発揮します。原液を2~3倍に薄めて家の周りや庭、床下、虫の通り道にまいておくと、ムカデやヘビ、シロアリが寄り付かなくなるようです。

 

これはくん臭が小動物や昆虫に火を連想させ、本能的に避けようとする習性によるものだそうです。また、肌に直接塗って虫除けにも使えますし、かゆみ止めとしても使用できます。

 

さらに木酢液は、肥料でも農薬でもありませんが、植物の働きや土の環境を自然に整える、土中の微生物の増加や土地の有機化、害虫予防など様々な効果があるようです。

 

花瓶の水に加えると切花が長持ちするので園芸植物に散布し成長促進剤としても使用されています。

 

また、生ゴミへ添加すると生ゴミを発酵させて肥料化促進剤として使用でき、堆肥を作る際の脱臭剤として20~30倍の希釈液を、切り返しや運搬の時に5倍くらいの希釈液を入れると、良質の堆肥ができるという事例があるそうです。